NEWS

2024.06.13
アドバイザー就任

Prema Padmanabhan医師(Sankara Nethralaya)が弊社アドバイザーに就任

私たちは、世界的に著名な眼科医であるPrema Padmanabhan医師をアドバイザーに迎えました。Padmanabhan医師は、インドを代表する眼科病院であるSankara Nethralayaで長年にわたり角膜疾患の診療をリードし、数々の革新的な治療法を行ってこられました。Sankara Nethralayaは世界最大級の眼科専門病院であり、その先進的な診療と研究は、インド全域のみならず、世界中から患者と専門家から注目されています。

弊社は、Padmanabhan医師の豊富な経験と卓越した専門知識を活かし、角膜疾患の治療薬開発をさらに加速させます。これにより、革新的な治療法を迅速に市場に投入し、患者さんのQOL向上に寄与することを目指しています。

2024.06.13
応援メッセージ

許斐 健二先生(慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 副センター長 再生医療等支援部門・トランスレーショナルリサーチ部門長 教授)より応援メッセージをいただきました

許斐 健二先生(慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 副センター長 再生医療等支援部門・トランスレーショナルリサーチ部門長 教授)からのメッセージ

 

小泉範子教授と奥村直毅教授率いる研究チームは、角膜内皮障害の革新的な治療法の開発を続けています。角膜内皮障害は、眼球の透明な部分である角膜が白く濁り、重度の場合はほぼ失明に近い状態に至ります。現在の治療法は、亡くなった方から提供される角膜の移植手術しかありませんが、小泉教授と奥村教授が取り組まれている再生医療による細胞移植と点眼薬による新たな治療法は、どちらも世界をリードする医療技術です。

 

特に注目すべきは、再生医療による細胞移植で、これが実現すれば、角膜移植に代わる画期的な治療法となり、眼科医療における大きな夢の一つが叶うことになります。

 

さらに、世界の角膜移植の約40%を占めるフックス角膜内皮ジストロフィの治療法も、現時点では角膜移植しか選択肢がありませんが、両教授による薬剤の開発は、日本のアカデミア発の研究シーズを基に、アメリカ、フランス、インドで第Ⅱ相試験まで進んでいます。

 

これら2つの製品の開発は、これまでの治療法を根本的に変える可能性を持ち、大きなインパクトを与えるでしょう。私自身も以前は角膜内皮細胞の研究に携わっていましたが、小泉教授と奥村教授は20年以上、一歩一歩着実に研究開発を進められ、あともう少しのところまで来ています。これは素晴らしいことであると同時に、計り知れない努力と決して諦めない強い想いがあってのことと想像しています。大学でアカデミア発の橋渡しシーズを社会に届けるための支援をする側から見ても、小泉教授と奥村教授の取り組みは、眼科医療に革命をもたらすと共にビジネスとして高い発展性を持ち、最終的に多くの患者さんに福音をもたらすものと確信しています。日本のアカデミア、スタートアップ、そして医療の発展のために、心から応援しています。

2024.06.07
プレスリリース

杉岡郁(弊社代表取締役)の読売新聞による取材記事が6月1日に掲載されました

2024.06.05
応援メッセージ

浦坂純子先生(同志社大学教授・社会学部長)より応援メッセージをいただきました

浦坂純子先生(同志社大学教授・社会学部長)からのメッセージ

 

アクチュアライズ社が目指していることは、ごくシンプルです。もし自分や自分の大切な人が目を患い、見えなくなるかもしれないという不安に駆られた時に、医師から「かつては角膜移植でしか治せなかったのですが、今は目薬で治療できますよ」といってもらえたらどれだけ嬉しいか。その安心と希望を一日も早く、必要とする人全てに分け隔てなく届けようとしているのが、アクチュアライズ社のミッションであると理解しています。

 

新しい治療の基礎となる研究は、小泉範子教授、奥村直毅教授らの地道な努力により、着実に結果を出してきました。研究自体の評価はすでに確固たるものがあり、研究者としてなすべきことは十二分に果たしているといえます。にもかかわらず、未知の分野であるバイオベンチャーを立ち上げ、少なからぬリスクを背負い、日々奮闘しているのはなぜか。論文を発表して自身が賞賛されることよりも、一日千秋の思いで治療を待っている人々に心を寄せ、その目の光を守るために困難な挑戦も厭わない「志」は、同志社の土壌が育んだものなのかもしれません。

 

アクチュアライズ社の「志」に共感し、応援してくださっている方々が数多くいらっしゃると聞きます。私もその一人です。生みの苦しみを皆で分かち合いながら、何としてでもアクチュアライズ社の製品を同志社の名の下に世に送り出したい。医学部を持たない同志社でも最先端の再生医療の研究ができ、社会に貢献できる力があることを示したい。それは病に苦しむ人々を救うだけでなく、私たちにも、そして未来ある若者たちにも、自らの「志」に挑戦し続ける勇気を与えてくれるでしょう。

 

もし将来、私が目を患い、医師から「かつては角膜移植でしか治せなかったのですが、今は目薬で治療できますよ」といってもらえたら、こう自慢するつもりです。

 

「ありがとうございます。それ、私の親友が作った目薬なんですよ。」

 

同志社大学 浦坂純子研究室ホームページ

2024.05.28
応援メッセージ

谷戸正樹先生(島根大学医学部眼科学講座 教授)より応援メッセージをいただきました

 

谷戸正樹先生(島根大学医学部眼科学講座 教授)からのメッセージ

 

奥村直毅医師、小泉範子医師らの研究チームは、水疱性角膜症という、角膜移植でしか治療できない眼の病気に対する再生医療の研究で、世界をリードしています。水疱性角膜症の主な原因は、フックス角膜内皮ジストロフィ、白内障手術、緑内障手術などです。

 

私は緑内障を専門とする眼科医として、多くの患者さんの診療を行っています。緑内障は、眼圧によって視神経が圧迫され、視野が欠けたり視力が低下したりする病気です。進行すると失明の可能性もあり、日本では成人の中途失明原因の1位です。進行を防ぐために点眼薬を使用し、必要に応じて手術を行うこともあります。しかし、緑内障の手術の後には、手術自体は順調でも、本来透明な角膜が白く濁る水疱性角膜症になることがあります。このことは、多くの緑内障患者さんや眼科医にとって大きな問題です。

 

奥村医師、小泉医師らの研究により、この水疱性角膜症を再生医療によって注射で治療できる時代が近づいていることに驚きを隠せません。私たち医師が研究を進め、製品として患者さんに新しい治療を届けることは簡単ではありません。多くの関係者の皆様におかれましては、奥村医師、小泉医師らのチャレンジにお力添えいただき、水疱性角膜症による失明に苦しむ患者さんに再生医療を届けるという眼科医の夢を実現させていただきたくお願い申し上げます。

 

島根大学医学部眼科学講座ウェブサイト

当サイトはサービスの運営およびユーザ体験の改善を目的にCookieを使用します。詳細は、弊社の個人情報保護方針をご参照ください。「同意する」をクリックまたは弊社サイトの利用を続行することで、弊社がCookieを使用することに同意したとみなされます。

同意する